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第95回センバツ高校野球

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センバツ2023 「広陵らしさ」インスタで 14日に開設、フォロワー9000人超 /広島

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野球部の公式インスタグラムを見せる中井惇一副部長=広島市安佐南区の広陵高で、安徳祐撮影 拡大
野球部の公式インスタグラムを見せる中井惇一副部長=広島市安佐南区の広陵高で、安徳祐撮影

 第95回記念選抜高校野球大会への出場を決めた広陵が、チームを広く知ってもらおうと、公式インスタグラムを開設した。14日の開設から30日夕までにフォロワー数は9000人を超えた。創部110年を超えるチームに新しい風が吹こうとしている。【安徳祐】

練習励み思いやる姿 投稿

 練習が終わり、一段落つくと中井惇一副部長が手にするスマートフォンの周りに選手が集まった。27日に投稿されたセンバツ出場を報告する動画をのぞき込み「フォロワー5000人超えた」「まじ」と声が上がった。

 これまでOBや保護者からの差し入れなどを報告する部内のインスタグラムはあったが、「(広陵の)野球部をもっと広く知ってもらいたい」と中井副部長の思いで新設した。中井哲之監督も「やりたいようにやっていい」と快諾した。

トレーニングの様子を撮影=広島市安佐南区の広陵高で、安徳祐撮影 拡大
トレーニングの様子を撮影=広島市安佐南区の広陵高で、安徳祐撮影

 投稿動画は主に練習風景だ。送球練習やランニングに励む選手たちの姿に「頑張ってください!!」「ぜったいキツいのに笑顔なのすてき!」といった応援コメントが寄せられる。

 投稿は「まだまだ手探り」だが「技術やプレーではなく、仲間を思いやる『広陵らしさ』を伝えたい」と中井副部長は話す。きっかけは独立リーグへ入団する谷口朝陽選手(3年)が広陵を離れ、3年生全員がそろう最後の練習日のこと。選手たちは全力で走り込む厳しい練習の中、「朝陽頑張れ」「負けるなよ」とエールを送った。その様子を撮影していた中井副部長は「苦しいときに仲間を思いやる姿が広陵の良さだ」と改めて気づいた。

 センバツでは4回目の日本一を目指す。中井副部長は「野球に真剣に向き合う様子を見て、野球を知らない人にも元気をもらってほしい」と語った。

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