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衆院予算委員会は31日、岸田文雄首相と全閣僚が出席して2023年度予算案に関する2日目の基本的質疑を実施し、与野党各党の質問が一巡した。年初に「異次元の少子化対策に挑戦する」と表明し政権浮揚を目指した首相だが、与野党からは具体策を催促され、児童手当の所得制限に関する過去の自民党の主張を巡っては「謝罪」答弁まで強いられた。首相にとって通常国会は、序盤から多難の色を強めている。
発言した丸川氏「反省したい」
「自民党参院議員が『愚か者めが。このくだらん採決をしたバカ者どもを絶対に許しません』とヤジを飛ばした。当時、とんでもない罵詈(ばり)雑言をかけられた」
立憲民主党の長妻昭政調会長は質問で、旧民主党政権時代の10年、所得制限のない「子ども手当」導入を巡り野党・自民党が激しく反対したことを非難した。
自民トップとして謝罪を求められた首相は「議論の態度、発言が節度を越えていたとの指摘は謙虚に受け止める」と述べた。首相の「反省」を受け、当時ヤジを浴びせた自民の丸川珠代元五輪担当相まで「反省すべき…
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