特集

東京五輪汚職

東京オリンピックを巡る汚職・談合事件で、大会組織委元幹部らが逮捕。祭典の裏で何が。

特集一覧

東京五輪汚職 AOKI前会長に懲役2年6月求刑 地検「私利私欲」

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
AOKIホールディングスの青木拡憲前会長=同社ホームページから
AOKIホールディングスの青木拡憲前会長=同社ホームページから

 東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会組織委員会元理事の高橋治之被告(78)=受託収賄罪で起訴=にスポンサー選定を巡って計2800万円の賄賂を渡したとして、贈賄罪に問われた横浜市の紳士服大手「AOKIホールディングス(HD)」前会長の青木拡憲(ひろのり)被告(84)に対し、東京地検は1日、東京地裁(安永健次裁判長)で開かれた論告公判で懲役2年6月を求刑した。地検は「私利私欲のために大会を利用し、大会が生み出した価値を踏みにじった」と指摘した。

 これに対して弁護側は、同社がスポンサーになることは元理事からの提案で、元理事にはスポンサー料(協賛金)の一部を私的に得ようという考えがあったと主張。支払った金額の一部は実際に元理事に渡ったとし、こうした事情を考慮して執行猶予付きの判決とするよう求めた。この日で結審し、判決は4月21日。

この記事は有料記事です。

残り447文字(全文823文字)

【東京五輪汚職】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集