光るクマムシ誕生 極限に耐える「最強生物」の仕組み解明に期待

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クマムシ(左)と、緑色蛍光たんぱく質を発現させたクマムシ(右)=自然科学研究機構など提供
クマムシ(左)と、緑色蛍光たんぱく質を発現させたクマムシ(右)=自然科学研究機構など提供

 極限環境に耐え「最強生物」とも呼ばれるクマムシに緑色蛍光たんぱく質(GFP)を発現させ、「光るクマムシ」をつくったと、自然科学研究機構などのチームが1日発表した。極限に耐える仕組みの解明につながる成果という。

 クマムシは体長0・1~1ミリの8本足の小さな動物。一部の種は、体内の水分を極端に減らして代謝をやめる「乾眠(かんみん)」をする。乾眠状態では、絶対零度に近い極低温や真空、高圧、強い放射線、宇宙空間など、通常の生物では生きられない環境に耐えることができる。寿命は2カ月ほどだが、乾眠す…

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