王将戦の味を居酒屋で　金澤焼きそば　市内2店舗で提供　／石川

　1月28、29日に金沢市の金沢東急ホテルで開催された第72期ALSOK杯王将戦七番勝負（毎日新聞社など主催）の第3局で対局者が昼食に選んだメニューの一つ、「元祖金澤焼きそば」が、同市内の居酒屋2店舗で提供されている。同ホテルが石川の食の魅力を広く知ってもらおうと作ったメニューで、北陸を中心に飲食店を展開する「ハチバン」（金沢市）が賛同。昨年12月、運営する2店舗で「金澤焼きそば」として販売を始めた。

　藤井聡太王将に羽生善治九段が挑戦する今期王将戦の第3局では、石川・金沢ならではの昼食やおやつが提供された。元祖金澤焼きそばは羽生九段が2日目に注文している。郷土料理・治部煮の材料をアレンジし、地元の食材やしょうゆを使用。あっさりと食べやすい味付けで、金沢東急ホテルの朝食ビュッフェで人気という。