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秋季県大会の準決勝で滝川第二に快勝し、自信をつけた報徳学園の選手たち。決勝も強豪の神戸国際大付を逆転で破り、優勝を決めた。練習では主将の堀柊那(2年)がグラウンドに選手を集めてミーティングを開くと、それぞれのプレーについて意見を出し合い、チームも活気づくようになった。
続く近畿大会では「どんなに強い相手でも挑戦する気持ちでいこう」と声を掛け合って試合に臨んだ。1回戦は箕面学園(大阪3位)に11―0の七回コールドで勝利。その後も甲子園の常連校を相手に、準々決勝は履正社(大阪2位)に9―6、準決勝は智弁和歌山(和歌山1位)に9―5で競り勝ち、決勝進出を決めた。
しかし、迎えた大阪桐蔭(大阪1位)との決勝戦。四回、相手の先頭打者に二塁打を浴びると、内野ゴロの間に先制を許した。打線は大阪桐蔭のエース左腕、前田悠伍(同)に3安打に封じられ、0―1で完封負け。バッテリーの堅い守りに盗塁を封じられ、得意の足も生かせなかった。これまで好守でチームを救ってきた遊撃手の竹内颯平(同)は緊張から体が動かず2失策。点差はわずかだったが、完敗だった。
敗戦の悔しさを糧に、選手たちは冬の期間、体作りや技術力の向上に励んできた。練習中、「そんなんじゃまた3安打で負けるぞ」と声をかけ、気合を入れ直している。主将の堀は「視野が広がって周囲に気配りができるようになった。選手同士もプレーについて遠慮なく言い合えるようになってきた」と手応えを語る。
前田と中学時代にバッテリーを組んでいたという二塁手の林純司(同)は「前田から『甲子園の決勝で待っている』と言われた。今度こそ打つ」と雪辱を誓う。報徳学園ナインの甲子園の頂点を目指す戦いは始まったばかりだ。【大野航太郎】
〔神戸版〕
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