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第68回青少年読書感想文全国コンクール(全国学校図書館協議会・毎日新聞社主催、内閣府・文部科学省後援、サントリーホールディングス協賛)で、鹿児島市立鹿児島玉龍中1年、山田慶吾さん(13)が最高賞の内閣総理大臣賞に輝いた。また鹿児島、宮崎、熊本の3県では4人がサントリー奨励賞に選ばれた。【梅山崇】
北斎や著者の視点に触れ芽生え
山田さんは課題図書「江戸のジャーナリスト葛飾北斎」(千野境子著、国土社)を読み、「北斎の目、千野さんの目、ぼくの目」と題した作品で応募した。浮世絵師・北斎の生涯や、元新聞記者だった著者の視点に触れるうち、自分にもジャーナリスト的な目が芽生えたことをつづった。
浮世絵師の伝記だと思って読み始めたが、本に写真や絵が載っていないことに疑問を持った。インターネットなどで調べるうち、「読者に自分で調べてもらいたいからあえて浮世絵を載せなかったのではないか」と著者の狙いを読み解いた。
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