外来種の木 伐採か、保存か 市民「親しみある」 鹿児島・奄美

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奄美市の市道沿いに植えられ、伐採の可否を巡り揺れる外来種のアカギ=鹿児島県奄美市名瀬で2023年1月31日午前10時36分、神田和明撮影
奄美市の市道沿いに植えられ、伐採の可否を巡り揺れる外来種のアカギ=鹿児島県奄美市名瀬で2023年1月31日午前10時36分、神田和明撮影

 市民に親しまれてきた外来種の木を切るべきか――。世界自然遺産に登録されている鹿児島県・奄美大島の奄美市で、市が「保存樹」や「保存樹林」に指定しているアカギについて、有識者でつくる市環境保全審議会が「外来種のため指定から外すべき」と安田壮平市長に答申した。ただ、伐採を巡り市民の意見は割れており、市は伐採の可否を含めて意見を問うパブリックコメントを始めた。【神田和明】

 アカギは東南アジアなどに広く分布。市によると、薪や炭、建築資材などに充てるため、明治時代に奄美大島に移入した可能性が高いという。

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