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第72期王将戦

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第72期ALSOK杯王将戦

第4局 元「八王子将棋クラブ」席主・八木下征男さん 棋士の成長、見守り続け /東京

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広島東洋カープの帽子をかぶって将棋盤に向かう小学3年の羽生善治九段=1979年暮れから1980年3月頃、八木下征男さん撮影
広島東洋カープの帽子をかぶって将棋盤に向かう小学3年の羽生善治九段=1979年暮れから1980年3月頃、八木下征男さん撮影

羽生九段の原点「いい将棋を」

 第72期ALSOK杯王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)で、五冠の藤井聡太王将(20)に挑戦する羽生善治九段(52)を特別な思いで見守る人がいる。羽生さんの原点とされ、多くのプロ棋士が巣立った将棋道場「八王子将棋クラブ」(2018年閉所)席主だった八木下征男さん(80)=八王子市。第4局は9、10の両日、立川市の「SORANO HOTEL」で指される。【野倉恵】

 大手電機メーカーの技術系社員だった八木下さんは、「好きな将棋で大勢が楽しめる場を」と、会社を退職して1977年、故郷の八王子市に将棋道場を開設。翌年、母親に手を引かれ、もじもじしながら入ってきたのが小学2年の羽生さんだった。駒の動かし方程度しか知らなかったが、励みになればと、それまで最も初心者に相当する7級の下に15級を創設。最初の認定者を羽生さんにした。

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