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米国防総省は2日、大型の気球が1日までに米領空に侵入したと発表した。国防総省は中国が偵察目的で飛行させていると分析し、外交ルートで中国に問題を提起した。米軍はF22ステルス戦闘機などを発進させ、撃墜することも検討したが、地上の民間人や施設に被害が及ぶ恐れがあるとして撃墜は見送った。
国防総省高官によると、米政府は1日までに、民間航空機の飛行空域よりも上空を気球が飛行し、米領空内に入るのを確認した。高官は具体的な地域は明かさなかったが、「軍事的に機密度の高い施設の上空を飛ぼうとしており、偵察目的は明らかだ」と指摘した。
オースティン国防長官は1日、急きょ幹部会議を招集。住民が少ない西部モンタナ州の上空で撃墜することも検討したが、制服組トップのミリー統合参謀本部議長や米北方軍のバンハーク司令官らは強く反対。気球による偵察を妨害する措置をとりながら、監視を続けた。
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