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荒井勝喜氏後任に伊藤禎則経産秘書課長 首相、差別発言で秘書官更迭

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視察先の福井県で荒井勝喜秘書官の更迭を表明する岸田文雄首相(右)=福井県坂井市で2023年2月4日午後4時25分(代表撮影)
視察先の福井県で荒井勝喜秘書官の更迭を表明する岸田文雄首相(右)=福井県坂井市で2023年2月4日午後4時25分(代表撮影)

 岸田文雄首相は4日、LGBTQなど性的少数者や同性婚に関して「見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」と差別発言をした、経済産業省出身の荒井勝喜首相秘書官(55)を更迭し、後任に同省の伊藤禎則秘書課長の起用を決めた。

 首相は視察先の福井県坂井市で、荒井氏の発言について記者団に「大変深刻に受け止めており職務を解く判断をした。言語道断の発言だ」と指摘。「当然、任命責任を感じている」と述べ、荒井氏の辞意を受けて交代を決めたと説明した。政権のLGBTQ問題などに関する方針については「性的指向や性自認を理由とする不当な差別、偏見はあってはならない。政府として多様性が尊重され、全ての方々の人権や尊厳を大切にする共生社会の実現に向けて取り組む」と述べた。

 荒井氏は3日夜、首相官邸で記者団のオフレコを前提にした取材で、同性婚の法制化などを巡って「隣に住んでいるのも嫌だ」などと差別発言をし、「社会に与える影響が大きい。秘書官室もみんな反対する」とも述べた。「同性婚を認めたら国を捨てる人が出てくる」との言及もあった。

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