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ブリンケン米国務長官は3日、近く予定していた中国訪問を延期したと明らかにした。中国の偵察目的とみられる大型気球が1日までに米領空に侵入したことを理由に挙げ、「明白な主権侵害であり国際法違反だ」と批判した。台湾情勢などで対立する米中は衝突回避のために意思疎通の維持を重視することで一致しているが、バイデン政権は延期によって強い抗議の意思を伝えることを優先した。
ブリンケン氏は米韓外相会談後の共同記者会見で説明した。中国側にはブリンケン氏が3日朝に中国の外交を統括する王毅・共産党中央外事工作委員会弁公室主任に延期を伝達したという。ブリンケン氏は王氏に主権侵害を抗議したと明かし、「訪中前の無責任な行為で、準備していた協議にも悪影響を与える」と語った。そのうえで「状況が許せば、訪中する予定だ」と王氏に伝えたという。
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