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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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米、ウクライナに長射程のロケット弾供与 「ハイマース」射程2倍に

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米国防総省の本庁舎「ペンタゴン」=高本耕太撮影
米国防総省の本庁舎「ペンタゴン」=高本耕太撮影

 米国防総省は3日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに高機動ロケット砲システム「ハイマース」で使用できる長射程のロケット弾などを含む約21億7500万ドル(約2850億円)の軍事支援を発表した。ロイター通信によると、ロケット弾は「地上発射型小直径弾(GLSDB)」で、初供与となる。射程が従来提供されてきた砲弾の2倍で、ロシア軍の後方に下がった補給線や指揮拠点の攻撃に効果を発揮するとみられている。

 バイデン政権は、提供する兵器がロシア国内への攻撃に用いられないように配慮して軍事支援を実施している。ハイマースの最大射程は300キロだが、これまでは射程70~80キロの砲弾に制限して提供してきた。ロイター通信によるとGLSDBの射程は約150キロ。ウクライナ東部のロシア軍の全補給線とロシアが2014年に一方的に併合した南部クリミア半島の一部を射程に収めることになるという。

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【ウクライナ侵攻】

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