白亜紀後期の恐竜の卵殻化石 国内初、ミフネリュウの熊本・御船町で発見

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熊本県御船町の地層から見つかった恐竜の卵殻化石2点=熊本県御船町の恐竜博物館で2023年2月2日午後2時36分、野呂賢治撮影
熊本県御船町の地層から見つかった恐竜の卵殻化石2点=熊本県御船町の恐竜博物館で2023年2月2日午後2時36分、野呂賢治撮影

 熊本県御船町にある白亜紀後期(約1億~6500万年前)の地層から、恐竜の卵の殻の化石2点が発見された。発掘した町恐竜博物館によると、約9000万年前のものとみられ、この時期の卵殻化石としては国内初、九州での発見も初めてという。4日に九州大(福岡市)での日本古生物学会で報告され、7日から同館で展示公開される。

 同館の池上直樹主任学芸員(55)によると、二つの卵殻化石は町内の天君ダム下流右岸の恐竜化石発掘現場で2001年と03年に発見。一つは長さ約27ミリ、幅約10ミリ、厚さ約1・7ミリ、もう一つは長さ約25ミリ、幅約15ミリ、厚さ約2ミリ。卵全体の大きさはともに直径5~7センチ程度と推定されるが、どのような恐竜のものかは不明という。

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