外来種アカギ、伐採可否問う 「生態系」「保存」意見二分 22日までパブリックコメント 奄美市 /鹿児島

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奄美市の市道沿いに植えられ、伐採の可否を巡り揺れる外来種のアカギ
奄美市の市道沿いに植えられ、伐採の可否を巡り揺れる外来種のアカギ

世界自然遺産登録を契機に

 市民に親しまれてきた外来種の木を切るべきか――。世界自然遺産に登録されている鹿児島県・奄美大島の奄美市で、市が「保存樹」や「保存樹林」に指定しているアカギについて、有識者でつくる市環境保全審議会が「外来種のため指定から外すべきだ」と安田壮平市長に答申した。ただ、伐採を巡り市民の意見は割れており、市は伐採の可否を含めて意見を問うパブリックコメントを始めた。【神田和明】

 アカギは東南アジアなどに広く分布。市によると、薪(まき)や炭、建築資材などに充てるため、明治時代に奄美大島に移入した可能性が高いという。

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