運転手不足解消の助っ人なるか 自動運転バス運行へ実証実験

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茨城県常陸太田市内の実証実験で走行する自動運転EVバス。全長4.75メートルとコンパクトだ=同市役所で2023年1月27日、田内隆弘撮影
茨城県常陸太田市内の実証実験で走行する自動運転EVバス。全長4.75メートルとコンパクトだ=同市役所で2023年1月27日、田内隆弘撮影

 茨城県常陸太田市は17日から23日まで、市中心部の公道を使って自動運転EV(電気自動車)バスの実証実験を行う。安全性の検証や利用者へのアンケートを行い、将来の実用に向けてニーズや課題の把握を目指す。【田内隆弘】

 今後バス運転手の担い手が不足していくことが想定されることから、自動運転バスへの注目が高まっている。すでに境町では2020年、国内の自治体で初めて定期運行を開始している。

 今回の実証実験で使用するバスは、フランス・ナビヤ社製のEV「アルマ」。全長4・75メートルのコンパクトな車体に最大9人(うち2人は保安員)が乗車できる。最高時速18キロで、JR常陸太田駅―市役所間約1・3キロを20分ほどで結ぶ。区間内には、降車限定の停留所が2カ所設けられる。

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