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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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ウクライナから家族で日本へ 「サーカスの舞台に立てることが幸せ」

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フィナーレでウクライナ国旗を持つカルデナス・アギーレ・マリオ・ヘルマンさん(中央)=宇都宮市で2023年2月5日午後0時15分ごろ、渡辺佳奈子撮影
フィナーレでウクライナ国旗を持つカルデナス・アギーレ・マリオ・ヘルマンさん(中央)=宇都宮市で2023年2月5日午後0時15分ごろ、渡辺佳奈子撮影

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で休演を続けていた大阪市のサーカス団「ポップサーカス」が5日、宇都宮市内で約3年ぶりに公演を再開した。その一員に、戦禍のウクライナから家族とともに逃れたカルデナス・アギーレ・マリオ・ヘルマンさん(48)がいた。空中ブランコのパフォーマーとして初日の公演に臨み、フィナーレでウクライナの国旗を掲げた。初演を終えたヘルマンさんは「家族が一緒にいて、サーカスの舞台に立てていることを幸せに思う」と語った。【渡辺佳奈子】

 チリ人のヘルマンさんは、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった2022年2月24日、ロシアとの国境に近いウクライナ北東部のハリコフにいた。ウクライナ人の妻、アンドリウシェンコ・イリナさん(40)の実家で、長男のケイランちゃん(3)を含めた家族3人で暮らしていた。

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【ウクライナ侵攻】

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