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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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「音楽通じ友人の声世界へ」大阪の歌手、ウクライナ民謡のCD発売へ

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スタジオで収録に臨むOno Akiさん(左)とアナスタシアさん=奈良県大和郡山市で2022年12月16日午後1時23分、宮川佐知子撮影
スタジオで収録に臨むOno Akiさん(左)とアナスタシアさん=奈良県大和郡山市で2022年12月16日午後1時23分、宮川佐知子撮影

 音楽を通じてウクライナと交流する日本人歌手が、自らボーカルを務めるウクライナ民謡のCDを制作した。ロシア侵攻後のウクライナも訪ね、厳しい状況をひしひしと感じてきた。侵攻から1年となる24日に発売予定で、音楽を通じて現地の人たちの思いを伝えたいとの願いが込められている。

10年前から交流重ね

 大阪府八尾市に住むOno Akiさん(51)は30代前半から歌手として活躍し、ジャズ、オペラ、クラシックなど幅広く手掛けている。夫の小野元裕さん(53)は日本ウクライナ文化交流協会の会長を務める。その縁で、協会の活動の一環として、2012年からほぼ毎年ウクライナを訪れ、日本の伝統文化や芸能を紹介。自身も現地でコンサートを行い、首都キーウ(キエフ)で開かれたジャズフェスティバルに出演したこともある。

 22年9月、元裕さんとともにリビウなどウクライナ西部を訪ねた。印象に残ったのは街中の人々の険しい表情だ。「緊迫した雰囲気を感じた」と振り返る。

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【ウクライナ侵攻】

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