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江戸中期の京都で絵筆を振るった伊藤若冲(じゃくちゅう)(1716~1800年)ゆかりの宝蔵寺(京都市中京区)で7日、寺宝展が始まった。「奇想の画家」として広く知られるようになった若冲に対し、寺では、いまだ省みられていない弟子たちの作品の発掘・収集に取り組んでおり、冲天(ちゅうてん)を名乗った北為明(きたいめい)の軽妙洒脱な「大黒天図」を初公開している。12日まで。
8日の若冲の誕生日にあわせた顕彰展で、今回が10回目。かつて伊藤家の菩提寺だった同寺は、若冲の次弟で家業の青物問屋を継ぎ、絵もたしなんだ白歳(はくさい)らの墓を守ってきた縁で、若冲に絵を学んだり私淑したりした“若冲派”に注目。現在では20点を超える作品を所蔵する。
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