半年前「予兆」はあった 大阪以外で初の維新系首長 京都・舞鶴

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京都府舞鶴市長選の当選証書を手渡された鴨田秋津氏=同市北田辺の事務所で、塩田敏夫撮影
京都府舞鶴市長選の当選証書を手渡された鴨田秋津氏=同市北田辺の事務所で、塩田敏夫撮影

 任期満了に伴う京都府舞鶴市長選は元市議の鴨田秋津氏(41)が現職の多々見良三氏(72)ら3人を破って初当選した。大阪府内以外で維新単独推薦候補が首長選挙で勝ったのは初めてで、4月の統一地方選にも影響を与えそうだ。元々保守の地盤が強いとされる府北部の最大都市で何が起きたのか。さまざまな要因があるが、「閉塞(へいそく)感」がキーワードとして浮かび上がっている。選挙戦を検証する。【塩田敏夫】

 “異変”の予兆はあった。2022年7月の参院選で、維新の比例票は舞鶴市内で9289票に上り、トップの自民に約500票差まで迫った。さらに、同年11月の舞鶴市議選では維新公認候補3人が全員当選。その一人である鴨田氏は25人中トップでの再選だった。

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