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東京五輪汚職

東京オリンピックを巡る汚職・談合事件で、大会組織委元幹部らが逮捕。祭典の裏で何が。

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「食い込んでいた」陸連出身の組織委元次長 強権的な一面も

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東京五輪・パラリンピック組織委員会の森泰夫大会運営局元次長=札幌市で2021年5月4日午後4時8分(代表撮影)
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森泰夫大会運営局元次長=札幌市で2021年5月4日午後4時8分(代表撮影)

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が発注したテスト大会の計画立案業務を巡る談合事件で、東京地検特捜部は8日、テスト大会の運営を担った組織委大会運営局元次長の森泰夫容疑者(55)を逮捕した。森元次長をよく知る人物は「組織委中枢にかなり食い込んでいた」と評する。

 森元次長は元陸上選手。一般企業勤務を経て入った日本陸上競技連盟では事業関係の担当が長く、スポンサー企業を相手にする機会が多かった。組織委ではテスト大会の陣頭指揮を執って報道陣の対応に当たり、マラソン・競歩の札幌移転でも事務方のトップとして調整に奔走した。

 関係者は「(組織委で)いろいろなつながりが生まれたのではないか。組織委中枢にもかなり食い込んでいた」と語る。一方で…

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