- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

トルコ・シリア地震は9日、生存率が著しく下がるとされる「発生後72時間」が過ぎたが、被災地では懸命の救出活動が続いている。ロイター通信などによると、死者は両国で計1万9000人を超えた。内戦下のシリアで被害の実態が明らかになっていないことなどから、死者はさらに増えるとみられる。シリアに駐在する国連のベンラムリ調整官は8日、反体制派の支配地域を含むシリアの被災者が人口のおよそ半数に当たる約1090万人に上ると明らかにした。
トルコでは少なくとも1万6170人が死亡。損壊した建物は6400棟を超えた。国際社会からの援助物資は被災地に届き始めているが、被災者の間からは捜索活動の遅れを批判する声も出ている。トルコのエルドアン大統領は8日、被災地を訪問し「国家と地方自治体が全力を尽くしている」と強調した。
この記事は有料記事です。
残り463文字(全文816文字)