警察の懲戒処分、10年ぶり増加 行動緩和や銃撃事件が影響か

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中央合同庁舎第2号館に掲げられる警察庁・国家公安委員会の看板=東京都千代田区で2022年8月25日午後2時38分、北山夏帆撮影
中央合同庁舎第2号館に掲げられる警察庁・国家公安委員会の看板=東京都千代田区で2022年8月25日午後2時38分、北山夏帆撮影

 警察庁は9日、2022年に懲戒処分を受けた全国の警察官と警察職員が276人(前年比72人増)だったと発表した。盗撮や痴漢などの「異性関係」の処分が多く、10年ぶりの増加となった。同庁は新型コロナウイルス対策の行動制限の緩和により外出する人が増えたことが一因になったとみている。安倍晋三元首相の銃撃事件などで一度に複数人の処分者が出たことも影響したという。

 警察庁によると、処分の内訳は、免職27人(前年比4人増)▽停職47人(同2人減)▽減給125人(同42人増)▽戒告77人(同28人増)。逮捕者は57人(同16人増)だった。

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