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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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金言

価値の「あべこべ国家」=小倉孝保

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 文芸春秋誌の創刊は1923(大正12)年1月である。100周年に合わせ今年度、過去に掲載された各方面の発言を「肉声」として紹介している。1月号は文士、2月号は論客の肉声だった。

 3月号(2月10日発売)の「世界の肉声」は私がまとめることになり、過去の雑誌を読んだ。米国のトルーマン元大統領とマッカーサー元連合国軍最高司令官との相互非難やチャーチル元英首相の「遺書」など、興味深い肉声が多かった。「ボルマン覚書」もその一つである。

 ナチス・ドイツ幹部のボルマンはヒトラーの信頼厚く、遺言の証人にもなった。彼が残した独裁者の会話は「ボルマン覚書」などと呼ばれ、第二次大戦後しばらくして発見された。その中でヒトラーは動物への愛情を語っている。

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【ウクライナ侵攻】

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