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「通貨の番人」「物価の番人」とも呼ばれる日本の中央銀行「日本銀行」。現在は次期総裁人事が世間をにぎわせているが、そもそも日銀って何をやっているのだろうか。知っているようで意外と知らない「日銀のお仕事」とは?
「通貨の番人」
中央銀行の最も重要な役割の一つは、その地域で通貨として利用される銀行券(紙幣)を発行する「発券銀行」としての機能だ。日銀の場合、国立印刷局が製造した「日本銀行券」を発行し、民間銀行などを通じて世の中に広く出回るようにしている。
偽札が出回っていないかチェックしたり、傷んでボロボロになった紙幣を回収したりするのも日銀の大事な仕事だ。古くなったり、汚れたりして流通に適さなくなった紙幣は細かく砕いたうえで廃棄するほか、一部はトイレットペーパーなどに再生されているという。
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