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熱血!与良政談

長年、政治の裏側を取材してきた与良正男専門編集委員が、永田町に鋭く斬り込みます。

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党議拘束を外せばいい=与良正男

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「LGBT理解増進法案」を審査する自民党内閣第1部会・性的指向・性自認に関する特命委員会の合同会議で発言する稲田朋美委員長(奥左から2人目)=東京都千代田区の同党本部で2021年5月24日午後4時34分、竹内幹撮影
「LGBT理解増進法案」を審査する自民党内閣第1部会・性的指向・性自認に関する特命委員会の合同会議で発言する稲田朋美委員長(奥左から2人目)=東京都千代田区の同党本部で2021年5月24日午後4時34分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相と自民党は、一体いつまで、この重要課題をたなざらしにしておくつもりなのか。

 LGBTQなど性的少数者に対する「理解増進法案」の話である。元首相秘書官による同性婚への差別発言をきっかけに、国会の大きな焦点になってきているが、相変わらず自民党には慎重論が根強く、成立のめどが立たない。

 法案は2021年、自民党の一部を含む超党派の議員がまとめた。LGBTQへの理解を深めることを目指した最初の一歩に過ぎないのに、自民党内で異論が出て国会提出にも至らなかった。

 今も彼らがこだわっているのは法案にある「性的指向及び性自認を理由とする差別は許されない」との文言だ。

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