徳山ダム導水路、一転容認 名古屋市長、治水対策など

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徳山ダムの導水路を巡り、方針を転換した理由などを説明する名古屋市の河村たかし市長=名古屋市役所で2023年2月14日、田中理知撮影
徳山ダムの導水路を巡り、方針を転換した理由などを説明する名古屋市の河村たかし市長=名古屋市役所で2023年2月14日、田中理知撮影

 岐阜県揖斐川町の徳山ダムの水を揖斐川から木曽川に流す導水路の建設を巡り、撤退を表明していた名古屋市の河村たかし市長は14日、一転して計画を認める意向を示した。導水路事業は2009年度着工、15年度完成の予定だったが、河村市長が09年に撤退を表明後、当時の民主党政権が事業を凍結していた。河村市長は今後、徳山ダムの水を安全な水道水の確保や流域の治水対策などに生かすとしていて、国に提案する予定だ。

 導水路は、揖斐川上流に完成した徳山ダムの水を名古屋市の取水口がある木曽川に流す水路。木曽川、長良川の渇水対策や河川環境改善が目的で上流に全長約43キロ、下流に同約1キロのトンネルを建設予定だった。

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