発達障害、明かした後に退職勧奨 「長く勤めたかった」 女性の無念

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提訴後に記者会見した女性(中央)と弁護士ら=広島市中区上八丁堀で2023年2月17日午後1時11分、根本佳奈撮影
提訴後に記者会見した女性(中央)と弁護士ら=広島市中区上八丁堀で2023年2月17日午後1時11分、根本佳奈撮影

 職場で発達障害への配慮を受けられないまま違法な退職勧奨を受けたとして、広島市内の20代女性が17日、元勤務先の玩具・菓子メーカー(東京)に533万円の損害賠償を求める訴訟を広島地裁に起こした。障害者雇用促進法は、障害に応じて職場環境を整備する「合理的配慮」を会社側に義務付けており、女性は元勤務先の対応について「差別を禁じる同法に違反している」と主張している。

 「長く勤めて会社に貢献したいと思い、会社側に配慮を求めた結果、つらい思いをした」。提訴後、広島市内で記者会見した原告の女性は提訴に踏み切った理由をそう語った。

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