「僕は人生が崩壊した」暴力と金の魔力が支配、闇バイト応募の末路
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「稼げるお仕事」「完璧な安全対策」--。ツイッターで「闇バイト」を検索すると、そんな誘い文句が並ぶ。2月中旬、記者が素性を明かさずに「詳しく知りたい」といくつかの投稿者にダイレクトメッセージ(DM)を送ると、ほんの数分でいくつも返信が届いた。秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」に誘導され、アプリ上での秘密のやりとりが始まった。
全国で相次ぐ広域強盗事件では実行役の多くが闇バイトに応募し、「ルフィ」や「キム」と名乗る人物から犯行を指示されていた。逮捕された実行役の中には「やめたくてもやめられない」と組織への恐怖心を口にする容疑者もいる。ただ、一連の強盗事件で闇バイトに注目が集まる今も、募集の投稿は続いている。
「違法な仕事もできますか?」
記者からのDMを受け、投稿者は唐突にそう尋ねてきた。自らを「リクルーター」と称し、闇バイトの勧誘、採用役を担っていると明かした。提示された仕事は詐欺電話の「かけ子」。こちらが難色を示すと「お金持ちになりたいなら海外でかけ子ですね」「10年やれば一生分のお金がたまる」とたたみかけてきた。
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