「鼉龍文」もくっきり 富雄丸山古墳の盾形銅鏡と蛇行剣 実物大X線写真展示 橿原・橿考研博で /奈良

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展示された実物大の盾形銅鏡(手前)と蛇行剣のX線写真パネル=橿原市畝傍町で2023年2月16日午後0時51分、稲生陽撮影
展示された実物大の盾形銅鏡(手前)と蛇行剣のX線写真パネル=橿原市畝傍町で2023年2月16日午後0時51分、稲生陽撮影

 県立橿原考古学研究所付属博物館(橿原市畝傍町)で、富雄丸山古墳(奈良市、4世紀後半)で出土した盾形銅鏡(長さ64センチ、幅約31センチ)と蛇行剣(全長237センチ、幅約6センチ)の実物大X線写真パネルが展示されている。規格外の大きさや細かい文様などがよく分かり、訪れた人が写真を撮るなどして見入っていた。

 開催中の特別陳列「豪族と渡来人-高取の古墳文化-」(3月21日まで)に合わせた速報展示。実物は橿考研が分析を続けており、今回は蛇行剣が14枚、「鼉龍文(だりゅうもん)」などの細かな文様がある盾形銅鏡は3枚のレントゲン写真を組み合わせた。

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