豊作祈る「請戸の田植踊」3年ぶり奉納 津波、コロナ乗り越え伝承
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東日本大震災の津波で社殿などが流失した福島県浪江町請戸(うけど)地区の苕野(くさの)神社で19日、海の安全と豊漁・豊作を祈る伝統行事「安波(あんば)祭」があり、色鮮やかな衣装に花がさをかぶった女性たちが「請戸の田植踊」を3年ぶりに奉納した。
安波祭は、江戸時代から300年以上続いているとされ、毎年2月の第3日曜に行われてきた。2011年3月の津波と東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示で存続の危機に直面したが、保存会が中心となって避難先の仮設住宅で踊りは継続してきた。
18年には社殿があった場所で復活したが、21年からは新型コロナウイルス感染拡大の影響で神事のみが行われてきた。この日は地元住民や関係者ら約100人が集まり、懐かしむように祭りを楽しみ、大きな拍手を送っていた。
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