東日本大震災12年

被災者の声、届け続け 長岡で来月12日 災害FM局の記録映画 /新潟

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「空に聞く」の一場面(C)KOMORI HARUKA
「空に聞く」の一場面(C)KOMORI HARUKA

 東日本大震災からまもなく12年。市民団体「長岡アジア映画祭実行委員会!」が3月12日、ドキュメンタリー映画「空に聞く」(2018年、小森はるか監督)の上映会を開く。同実行委は「3・11を風化させてはいけない」と、毎年この時期に関連映画を長岡市で上映。今回上映するのは被災した人々の営みを伝え続けたラジオパーソナリティーに密着した作品だ。【内藤陽】

「空に聞く」は、地震による津波で市街地が流されるなど甚大な被害の出た岩手県陸前高田市が舞台。2011年12月に臨時災害放送局として設立された「陸前高田災害FM」でパーソナリティーを務めた阿部裕美さんに密着した記録映画で、被災者の声に耳を傾け、それを届け続ける阿部さんの目を通して、死者を弔いながら復興していく街が描かれている。

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