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2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市唐桑(からくわ)町にある民宿「唐桑御殿つなかん」を舞台に、おかみの菅野一代(いちよ)さん(59)と学生ボランティアだった若者たちとの10年以上にわたる交流を追ったドキュメンタリー映画「ただいま、つなかん」が完成し、今月下旬から公開となる。監督の風間研一さん(45)は「一代さんを中心に学生ボランティアの交流の場になったつなかんを知ってほしい。今の学生にも、感じるものがあるはず」と話している。【三浦研吾】
「いつでも『ただいま』って帰ってこられる場所を残したい」。一代さんの思いは映画の序盤で語られる。津波が3階まで襲い、全壊認定を受け解体するつもりだった自宅。改修し11年の夏から、学生ボランティアが寝泊まりする活動拠点として開放した。被災した家が、傷ついたふるさとを助けてくれる人々の役に立つ。一代さんは喜びを見いだし、半年間で受け入れたボランティアはのべ500人に上った。
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