鬼塚古墳を県文化財に 県教委指定「“歴史の空白”埋める存在」 /長崎

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鬼塚古墳の横穴式石室=県教委提供
鬼塚古墳の横穴式石室=県教委提供

 県教委は古墳時代の鉄製甲冑(かっちゅう)が県内で初めて出土した鬼塚古墳(佐世保市宮津町)と、甲冑を含む出土品58点を文化財に指定した。県指定文化財は計396件となった。県教委は「墳丘や石室などの構造が良好に残っている貴重な事例。副葬品も古墳の築造の背景を考える上で非常に重要」としている。

 鬼塚古墳は大村湾北岸に位置する直径17メートル、高さ3メートルの円墳で、5世紀前半の築造とされる。佐世保市教委による2013年の発掘調査で、遺体を埋葬した横穴式石室(全長3.85メートル)から鉄製の刀剣や青銅鏡など多数の…

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