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点字毎日 ルポ・最前線を行く 踏切の安全を考える 誘導うけやすい構造に オンラインで情報共有

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 昨年4月、奈良県大和郡山市の踏切内で視覚障害の女性が電車と接触して亡くなった。この事故で踏切利用の安全への関心が高まった。関連の取り組みを報告する。

ブルックの会が提案

 奈良の事故の状況やその後の改善内容、他の事例に加え、普段から踏切を利用している視覚障害者らの声を聞くオンラインイベントが昨年11月に開かれた。主催したのは、移動環境の整備・改善を求めて大阪で活動する「視覚障害者の歩行の自由と安全を考えるブルックの会」。約70人が、情報を共有した。

 通勤などで毎日、単線の踏切を通るという男性は、苦心点として、車との接触や雨天時の歩きにくさを挙げた。工夫点については、踏切手前に来たことを白杖(はくじょう)の先で確かめられる印を決めているほか、横断中に警報機が鳴っても後戻りせず渡り切るようにしていると話した。

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