- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
自分の性に違和感を感じていても、周囲に打ち明けられない――。特に若者は、不安や鬱憤を晴らすコミュニティーがなく、孤立してしまう場合もある。そうした当事者に向けて、一般社団法人「にじーず」(遠藤まめた代表)が札幌市で居場所作りを進めている。
にじーずは2016年、性に悩みを抱える若者が集まる居場所作りを始めた。全国各地からの要望もあり、活動は徐々に波及し、19年には札幌にも及んだ。大人とは違い、コミュニティーが少なく、金銭的にも余裕がない就職前の若者に向けた支援に特化し、参加できるのは10代から23歳までの当事者限定としている。
毎月第1日曜の午後1時半から札幌市中央区の「Youth+センター」(市若者支援総合センター)で開かれる「にじーず札幌」の集会には、毎回15人前後が参加する。初めて訪れる人の中には、誰にもカミングアウトできず「初めて自分以外のLGBT(性的少数者など)に会う」というケースもあるという。
この記事は有料記事です。
残り414文字(全文824文字)