福岡の老舗旅館、湯の交換は年2回だけ 基準の3700倍の菌

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老舗旅館の「二日市温泉 大丸別荘」=福岡県筑紫野市で2023年2月24日、桑原省爾撮影(画像の一部を加工しています)
老舗旅館の「二日市温泉 大丸別荘」=福岡県筑紫野市で2023年2月24日、桑原省爾撮影(画像の一部を加工しています)

 福岡県筑紫野市にある老舗旅館「二日市温泉 大丸別荘」が、本来は最低週1回交換する必要がある大浴場の湯を年2回しか換えていなかったことが、県への取材で判明した。県の検査では大浴場の湯からレジオネラ属菌が一時基準の3700倍検出されたという。湯の管理態勢について旅館側が県に虚偽の報告をした疑いもある。旅館業法や公衆浴場法に違反する可能性もあり、県は刑事告発も視野に対応を検討している。

 旅館のホームページによると、旅館は1865年創業で、昭和天皇が宿泊したこともある。

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