連載

週刊テレビ評

報道やドラマ、バラエティーまで5人の識者がテレビを読み解きます。

連載一覧

週刊テレビ評

ウクライナ侵攻1年 そもそもなぜ起きた? 作家との対話=金平茂紀

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

 ウクライナに対するロシアの侵略戦争が始まってから、とうとう1年という歳月が流れた。日本のテレビ報道は、この時間の連なりの中で、今、さまざまな変化を要請されているように感じる。

 記者が現地に入りましただけの報告では、なぜこの戦争が今も続いているのかの理解に資するのが難しくなっているのではないか。そもそもこの戦争がなぜ起きたのかの深い掘り下げが、これまでの日本のメディアで十分だったのか。僕自身、自戒を込めて考え続けている。もっと多様で多角的なアプローチがあったはずではないか。

 この1年間、頻繁にテレビに登場した「最多出場者」は、現下の戦況を分析する軍事問題の専門家とされる人々だった。とりわけ防衛省所属のシンクタンク組織、防衛研究所の研究者たちは引っ張りだこだった。刻々と変わる戦況について、わかりやすく解説する。それはそれで必要な役割を果たしたのだろう。

この記事は有料記事です。

残り642文字(全文1022文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集