センバツ2023　選手紹介／1　／香川

持ち味生かし夢舞台へ

　3月18日に阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で開幕する第95回記念選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催）に、四国からは、一般選考枠で英明（香川）、高松商（同）と高知が、21世紀枠で城東（徳島）が出場する。夢の舞台に向けて練習を重ねる4校の選手たちの特徴や素顔などを随時紹介する。【西本紗保美、川原聖史、小宅洋介、山本芳博】

　※敬称略

英明　下村健太郎（2年）

　171センチ、65キロ▽投手▽右投げ右打ち▽50メートル6・1秒▽遠投89メートル▽香川・木太中出身

　右横手のエース。持ち味は打者の手元で動く球で、秋の大会の防御率は1・25をマークした。香川純平監督は「ピンチでも動じない」と信頼する。趣味は映画鑑賞で、好きな言葉は「真っ向勝負」。将来は警察官を目指している。

高松商　大室亮満（りょうま）（2年）

　188センチ、83キロ▽投手▽左投げ左打ち▽50メートル6・5秒▽遠投85メートル▽香川・太田中出身

　昨夏の甲子園も経験したエース左腕だ。重いストレートにキレのある多彩な変化球で、秋の公式戦8試合の防御率は1・07を記録した。趣味は音楽鑑賞で、好きな言葉は「克己心」。将来はプロ野球選手になるのが夢。

高知　中嶋奏輔（2年）

　175センチ、71キロ▽投手▽右投げ右打ち▽50メートル6・4秒▽遠投95メートル▽滋賀・守山北中出身

　体を大きくひねって投げるサイドスロー。「劣勢でも勝利の流れを持ってこられる投球をしたい」と意気込む。趣味は音楽を聴くこと。好きな言葉は「努力の報酬は成功ではなく、成長である」。

城東　清重登揮（とうき）（2年）

　181センチ、71キロ▽投手▽右投げ右打ち▽50メートル6・5秒▽遠投97メートル▽徳島中出身

　フォークや伸びのあるストレートが武器で、秋の県大会の防御率は1・80。冬の練習で体も大きくなり、スケールアップした。特技はそろばんと英会話で、好きな言葉は「初志貫徹」。将来は家業の洋服店を継ぐつもりだ。