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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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雨、灰の実態解明へ被爆体験記調査を 長崎県、市が厚労省に要望

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長崎県
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 原爆投下後に被爆体験者がいた区域で雨や灰が降ったとする県専門家会議の報告書を厚生労働省が受け入れなかった問題で、長崎県と長崎市は同省に対し、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館(同市)所蔵の被爆体験記などを調査し、雨や灰が降った実態を明らかにするよう要望した。【中山敦貴、樋口岳大】

 要望は2月16日付。27日の県議会で坂本浩県議の一般質問に、寺原朋裕・県福祉保健部長が明らかにした。

 県設置の専門家会議は2022年7月、長崎市などが1999年度に実施した住民証言調査などを基に被爆体験者がいた区域でも雨や灰が降ったとする報告書を作成。しかし、厚労省は1月、被爆体験者が敗訴した過去の判決で証言調査が降雨の客観的な記録とは認められなかったとして、報告書を受け入れないと回答した。

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