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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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広島市平和教材、「第五福竜丸」も削除 中学向け、23年度から

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「ひろしま平和ノート」で触れられている第五福竜丸の記述=広島市中区で2023年3月1日、岩本一希撮影
「ひろしま平和ノート」で触れられている第五福竜丸の記述=広島市中区で2023年3月1日、岩本一希撮影

 広島市教育委員会は、中学生向けの平和教材から、米国の水爆実験で被ばくしたマグロ漁船「第五福竜丸」の記述を削除することを決めた。被ばくの実相が十分に伝わらないとして、2023年度から別の内容に差し替える。授業では今後も取り上げるという。

 市教委の平和教材を巡っては、漫画「はだしのゲン」の掲載取りやめも決まっており、日本被団協などが撤回を求めている。

 市教委によると、第五福竜丸の記載がなくなるのは、中学生向けの「ひろしま平和ノート」。核兵器を巡る世界の現状をテーマとする章の冒頭で、第五福竜丸について紹介。問題の概要のほか、被ばく半年後に亡くなった無線長の久保山愛吉さんが残した「原水爆の被害者は私を最後にしてほしい」という言葉を写真とともに載せている。

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【広島・長崎原爆】

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