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センバツ開会式 君が代独唱に高松第一高2年・中村さん 「歌通じ球児にエール」 /香川

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センバツ開会式で君が代を歌うことが決まった中村心澪さん=高松市の高松第一高校で、川原聖史撮影 拡大
センバツ開会式で君が代を歌うことが決まった中村心澪さん=高松市の高松第一高校で、川原聖史撮影

 18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の開会式で、高松第一高校2年の中村心澪(みれい)さん(17)が君が代を独唱することが1日、決まった。中村さんは「甲子園に出場する球児たちの後押しができるよう、歌を通してエールを送りたい」と意気込んでいる。

 同校の音楽科声楽専攻で、2022年の全日本学生音楽コンクール声楽部門高校の部と瀧廉太郎記念全日本高校声楽コンクールで2冠を達成した中村さん。小学1年で姉のピアノの先生に教わりながら、童謡を歌い始めた。小学生で初めて出た香川県のコンクールで銀賞を受賞。歌い続ける中で歌の奥深さに気づき、もっと音楽を極めたいと高校では音楽科を選んだ。昼休みも歌うほど練習熱心。専門的なアドバイスを受けて改善点が分かり、今は歌うことの面白さが増している。阪神甲子園球場の大観衆を想像し「少しでも日本語の柔らかさを出したい」と考えている。

 将来はオペラ歌手を目指しており、3月末から本場のオペラを学びにウィーンへ短期留学することも決まっている。「晴れ舞台に立つ球児も緊張すると思うけど、私も緊張しています」と中村さん。「思いっきり歌うので、皆さんの心にエネルギーを届けられたらうれしいです」と笑顔を見せた。【川原聖史】

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