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部活クライシス

学校教育の一環とされてきた部活動。教員の長時間労働や少子化などを背景に、従来の活動が成り立たなくなりつつあります。

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平日の部活動は上限2時間へ 茨城の公立中高 戸惑う生徒も

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部活の運営方針について説明する森作宜民県教育長=水戸市笠原町の県庁で2023年2月24日午後3時25分、木許はるみ撮影
部活の運営方針について説明する森作宜民県教育長=水戸市笠原町の県庁で2023年2月24日午後3時25分、木許はるみ撮影

 茨城県内の公立中高の部活動の時間が4月から、平日は「上限2時間」に厳格化され、高校生の休養日は1日増えて週2日となる。生徒の心身の健全な育成や教員の負担軽減のため県教育委員会が従来の県方針や国の「2時間程度」から踏み込んだ。ただ2022年12月の通知から4カ月での適用に、生徒から戸惑いの声も上がっている。【長屋美乃里】

 県教委は昨年12月、平日は2時間、休日は中学が3時間、高校は4時間を活動の上限とする部活の運営方針を決め、市町村教委と県立学校に通知した。移動、準備、片付けにかかる時間は除く。大会直前の朝練習は「活動場所が狭い」など放課後の練習が難しい場合以外は認めない。週1日だった高校の休養日は原則週2日(平日、休日各1日)とする。運用を徹底するため、各校に活動実績を公表するよう求めた。

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