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8日の国際女性デーを前に、社会学者、森山至貴さんの「10代から知っておきたい 女性を閉じこめる『ずるい言葉』」を読んだ。「ずるい言葉」とは相手を瞬間的に傷つけたり、その自由な言動を遮ったりする一言のこと。
「女は権利ばかり主張する」「なんでもかんでもセクハラと言われても」。そんなふうに女性の口をふさぐ言葉以外にも、「女性のわりに話が通じるね」「女の子にいれてもらったお茶はおいしい」「女性ならではの視点だね」なども。これらは褒め言葉のようにも見えるけど、実は違う。
「女性のわりに」には「男性に比べ女性は話が通じない」という偏見が、「女の子のお茶」発言には「女性はお茶をおいしくいれられるべきだ」という決めつけが透けて見える。「女性ならでは」は、男性中心の場でマイノリティーの女性に「女性の代表として語る」ことを不当に強いている。
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