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部活クライシス

学校教育の一環とされてきた部活動。教員の長時間労働や少子化などを背景に、従来の活動が成り立たなくなりつつあります。

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「週休2日」「平日は上限2時間」 高校部活の厳格化、適用延期

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記者会見に臨む茨城県教育委員会の清水秀一保健体育課長(右)ら=水戸市笠原町の県庁で2023年3月10日午後5時30分、森永亨撮影
記者会見に臨む茨城県教育委員会の清水秀一保健体育課長(右)ら=水戸市笠原町の県庁で2023年3月10日午後5時30分、森永亨撮影

 高校生の部活動の休養日を原則週2日と増やし、活動時間を平日は「上限2時間」などと厳格化する方針を巡って、茨城県教育委員会は10日、4月に予定していた適用を新3年生の最後の大会まで猶予すると発表した。「準備期間が不足していた」と認めた。【森永亨、宮崎隆】

 記者会見した県教委保健体育課によると、新高3生が最後の大会に臨むまでは従来通り週休1日や、平日「2時間程度」、休日「4時間程度」の活動を認め、10日中に各県立学校に通知した。競技によって引退時期が異なるため、猶予期間は最長で冬ごろまでとなる。

 森作宜民教育長は「3年生が最後の大会を悔いなく迎えるために、軌道修正できるよう配慮した」とするコメントを出した。中学は予定通り4月から「上限2時間」(休日は上限3時間)とする。

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