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第72期王将戦

第72期ALSOK杯王将戦の特集ぺージです。記事、動画、棋譜、写真特集などで歴史的対決の様子をお伝えします。

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AI登場前に確立の「羽生将棋」に苦しんで、藤井が得たもの 王将戦

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4勝2敗で初防衛を果たし、花束を手に笑顔で拳を握る藤井聡太王将=佐賀県上峰町の吉野ケ里温泉ホテルで2023年3月12日午後6時19分、徳野仁子撮影
4勝2敗で初防衛を果たし、花束を手に笑顔で拳を握る藤井聡太王将=佐賀県上峰町の吉野ケ里温泉ホテルで2023年3月12日午後6時19分、徳野仁子撮影

 新旧王者の夢の対決となった第72期ALSOK杯王将戦は12日、5冠王の藤井聡太王将(20)が2連覇を決めて幕を下ろした。タイトル戦は負け無しの12連勝だ。しかし盤石の勝利とまでは言えなかった。挑戦者決定リーグを6戦全勝で勝ち抜いた羽生善治九段(52)は老練な勝負術で藤井王将を随所で苦しめ、シリーズは白熱した。

 佐賀県上峰町の大幸園で指された第6局。角換わり早繰り銀の戦いは、最後、藤井王将が切れ味鋭く攻め込み、羽生九段の玉を即詰みに仕留めた。対局室に報道陣が詰めかける。「8時間という長い持ち時間で6局指すことができ、羽生先生の強さであったり、自分の課題をより感じたところはありました」。記者の質問に藤井王将が小声で応じる。羽生九段も「いろいろな変化とか読み筋がたくさん出てくるので、大変なところでもありまし…

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