元首相秘書官の差別発言にNO LUSHが同性婚法制化を訴える理由
- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

元首相秘書官の差別発言が報じられた数日後、「結婚は誰もが平等に持つべき権利」と公式アカウントからツイートした企業があった。世界的なコスメブランド「LUSH(ラッシュ)」だ。LGBTQなど性的少数者に関する認識は広まりつつあるが、法制度にまで踏み込み、政治的な議論となっている最中でも主張する企業はめずらしい。これまでも同性婚の法制化を訴えるキャンペーンに取り組んできたラッシュジャパンの広報責任者、小山大作さん(47)に意義や思いを聞いた。【藤沢美由紀】
――首相秘書官(当時)の差別発言についてどう感じ、どう行動しましたか。
◆これまでのキャンペーンで多くの声をいただいてきたので、ああいう差別発言に気持ちを打ち砕かれる人たちの姿が見えるようで、私たちもつらく、とても残念な思いでした。
社の公式アカウントによるツイートのほか、旗艦店である新宿店(東京都新宿区)では目立つ位置にあるスクリーンに、昨年のキャンペーンで使った映像とともに同性婚の法制化に向けたメッセージを流しました。各地の店舗でも、同性婚に関するパンフレットを置いたり、各店のツイッターアカウントから発信したり、自発的な取り組みがありました。
私たちは企業としてできることはしますが、法律を作ることはできません。やはり国には、誰もが自分らしく幸せに、平等に生きられる社会を作ってほしいです。
始まりはロシアの同性愛宣伝禁止法抗議
――LGBTQに関するこれまでの取り組みについて教えてください。
◆ラッシュは…
この記事は有料記事です。
残り2568文字(全文3205文字)
時系列で見る
-
「僕も私も君もみんな一緒に」性別を強調しない保育イラスト集
10日前 -
「子供欲しくない」には理由が必要? 婚活やめた女性からの伝言
10日前 -
ウガンダで反LGBTQ法案可決 禁錮刑も可 大統領判断が焦点
10日前 -
当事者の実際知って トランスジェンダー映画祭、オンラインで24日から
11日前 -
「偏差値下がる」批判も一蹴 大学入試の「女子枠」なぜ必要?
12日前 -
当事者として実感 まだまだ高い不妊治療のハードル
13日前 -
「産めなくなりホッとした」 負い目だった性役割の重圧
14日前 -
名古屋入管の性的少数者への差別発言 入管庁「確認できず」
15日前 -
トランスジェンダー巡り広がるデマ 当事者が冷静な議論を呼びかけ
16日前 -
元首相秘書官の差別発言にNO LUSHが同性婚法制化を訴える理由
16日前 -
「怖かった」ホームで泣いた10代女性 内密出産した子へ贈ったもの
16日前 -
「機会の平等」からさらに前へ 経済同友会・栗原美津枝さん
17日前 -
「難民鎖国」日本、同性愛迫害での認定わずか3件 入管の問題点は
17日前 -
同性愛で迫害 決死の来日、つかんだ未来 「難民認定」判決の女性
17日前 -
「同性愛を理由に拘束の恐れ」 ウガンダ人女性、難民と認める判決
17日前 -
副文科相「私見答えない」 性的少数者巡る差別発言の指摘、説明拒否
17日前 -
男性になりたかった自分が乳がんに 「どん底」の身を救ったのは
17日前 -
同性愛で迫害のウガンダ人、大阪地裁が難民と認定 国外退去取り消し
17日前 -
「後ろ向きの自民、恥ずかしい」 LGBT法案、公明代表が批判
18日前