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第95回センバツ高校野球

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「全てが平凡」甲子園を沸かせた山田陽翔の未来の変え方 センバツ

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プロ入り前、近江高校のグラウンドで空を見つめる山田陽翔選手=滋賀県彦根市の近江高校で2022年11月11日、北村隆夫撮影
プロ入り前、近江高校のグラウンドで空を見つめる山田陽翔選手=滋賀県彦根市の近江高校で2022年11月11日、北村隆夫撮影

 2022年のプロ野球・ドラフト会議で近江(滋賀)の山田陽翔(はると)投手(18)が西武ライオンズから5位で指名された。甲子園に3季連続で出場し、準優勝1回、4強が2回。野球の本場・米国で開催された第30回U18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)では侍ジャパンU18代表(高校日本代表)の主将を務めた。

 18日に第95回記念選抜高校野球大会が阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する。世代をリードし続けた右腕にロングインタビューし、濃密な高校生活を振り返ってもらった。【聞き手・大東祐紀】

甲子園はがらんとして、テレビと違った

 ――強豪ボーイズの「大津瀬田レイカーズ」でプレーした中学時代から日本代表に選出されるなど、世代注目の投手でした。他府県の強豪校に進む選択肢もある中で地元の近江高を選びました。

 ◆近畿で唯一優勝していない滋賀県で初の日本一を取りたかった思いがありました。同じボーイズ出身の津田(基選手)から誘われたのもありました。2人で日本一になろうって。あとは近江は投手でプロにいく人が多く、自分も将来、投手で勝負したいと思っていたので、進学を決めました。入学した時に多賀(章仁)監督から「3年時にドラフトにかかるように頑張ろう」と言われました。そこから「なれればいいな」と思っていたプロ野球選手を強く意識するようになりました。

 ――入学した時から…

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