成田市場、輸出額15倍 空港隣接地移転で好調 手続き場内完結、鮮度アップ /千葉

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成田市場から運び出されるコンテナ=千葉県成田市で2023年2月27日、中村宰和撮影
成田市場から運び出されるコンテナ=千葉県成田市で2023年2月27日、中村宰和撮影

 2022年1月に成田空港の隣接地に移転した成田市公設地方卸売市場(成田市場)からの農水産物の輸出が好調だ。22年の輸出取扱額は14億2980万円となり、旧市場時代の21年(9410万円)の15倍に。輸出に必要な手続きの大半を市場内で完結できる「ワンストップ機能」を備えたことで、空輸までの時間が大幅に短縮され、鮮度を保ったまま輸出できるようになったことが大きい。【中村宰和】

 2月27日午後3時ごろの成田市場。この日の朝に鴨川市内で水揚げされたヒラメやキンメダイなどが次々と運び込まれ、コンテナに詰め替えられていった。その後、隣接する成田空港で航空機の貨物室に積み込まれると、午後6時過ぎにはタイ・バンコクに向けて出発。翌28日には現地の市場に並んだという。

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