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ダブル選より大阪市議選が天王山 最後の砦は崩れるのか

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4月9日投開票の大阪市議選には81の定数に130人近くが立候補を予定している=大阪市北区で2023年3月16日午後3時10分、向畑泰司撮影
4月9日投開票の大阪市議選には81の定数に130人近くが立候補を予定している=大阪市北区で2023年3月16日午後3時10分、向畑泰司撮影

 天王山は大阪市議選――。23日にスタートした統一地方選で大阪では府知事・大阪市長のダブル選となるが、各党がダブル選以上に注目する選挙がある。同じ4月9日に投開票される大阪市議選(定数81)だ。過去最多の擁立で初の単独過半数を狙う地域政党・大阪維新の会(40人)と、「最後の砦(とりで)」を死守しようとする非維新勢力が激突する。結果が国政にも波及する可能性がある市議選の行方を追った。

維新でも「むちゃ」の声出る擁立攻勢

 「まさか本当にここまでそろえてくるとは……」。自民党府連の幹部は、市議選での維新の擁立攻勢を衝撃をもって受け止める。

 定数4の選挙区に3人、定数5の選挙区に3人……。維新は今回、多くの選挙区で定数に近い人数の候補者を公認した。港区選挙区(定数2)のように2人を立てて独占を目指す場所もある。従来の選挙セオリーを度外視した大量擁立で、維新内部ですら「むちゃな状況」との声が上がるほどだ。

 3月下旬までに発表した公認は50人。選挙が迫った2~3月には新人9人を立て続けに擁立した。今回より定数が二つ多い83だった前回選(2019年、擁立人数43人)よりも7選挙区で候補者を1人ずつ増やす。

 市議選の過半数は高いハード…

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